巣から飛び立った後、地上等におり、翅を落とし、オスメス一対となり、
生息できる環境に適した土の中等で新しい巣をつくります。
●女王バチの寿命/約1年 ●働きバチの寿命/約半年 ●オスの寿命/約1ケ月
上記のように、春先から女王バチが巣をつくりだし、秋口にかけて巣は最大になり、冬に入る前に
巣から一匹の働きバチもいなくなります。新しい女王バチは巣立ちし、木陰などで身を潜め、
翌年の春先より巣をつくります。
●チャバネゴキブリ/3~5ヵ月 ●クロゴキブリ/5~7ヵ月 ●ヤマトゴキブリ/4~6ヵ月
●ワモンゴキブリ/7~20ヵ月 ●トビイロゴキブリ/4~7ヵ月
上記のように、ゴキブリの種類により寿命が異なります。
昼間は倒木や廃材、石、不要素の下等の陰湿な所に潜んでいます。夜行性で昆虫やミミズ等を
捕食します。また、住宅等ではお庭のプランターや植木鉢等の下に潜みます。
シロアリに「冬眠」という活動形態はなく、気温や室温の影響を受けて順応していくので、
特に高知においては1年中活動しています。暖かな部屋、浴室などは1年中活動し、
食害を進めていると思った方がいいでしょう。
クロアリは木材を食べません。砂糖、菓子等の食品類や、昆虫等の死骸等をエサにします。
シロアリは、木の年輪と年輪の間のやわらかい部分(辺材)を食べて、木材を空洞化させていきます。
木材はセルロース、ヘミセルロース、リグニンの化合物からできており、このうち約50%を占めるセルロースがシロアリの主要な栄養供給源となっているのです。
コンクリート、レンガ、鉛管、プラスティック類等は加害できますが、
食物として利用するものではありません。ただし、畳や段ボール、書物等は加害します。
加害しないのは、石、ガラス、鉄だけと言っても過言ではありません
コンクリートのひび割れや隙間から侵入し、床下木材部と連結している箇所に地中から蟻道を形成し、木材部に達し食害し始めます。その他、玄関や勝手口等もシロアリの侵入経路となります。
建築物に食害を及ぼすものは、主に下記の4種です。
●ヤマトシロアリ
………北海道北部を除く日本全土(北限は北海道名寄市)
●イエシロアリ
………北限は潮来、千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域と南西諸島、小笠原諸島
●ダイコクシロアリ
………奄美大島以南の南西諸島、小笠原諸島
●アメリカカンザイシロアリ
………東京、千葉、富山、神奈川、大阪、和歌山、兵庫、広島、鹿児島、沖縄まで点々と発生
※最近では高知県でも生息が確認されています。